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Shall we play a Game?  (挨拶

カーズとF4を返しにいくついでに、なんか映画気分が盛り上がったので一気に3本も見たかった映画借りてきちゃった。
アカギツネ・ザ・アーティフィシャルインテリジェンス愛好家でございます。
『ウォーゲーム』
『イーグル・アイ』
『ステルス』と、見事にA.I.ものばかりの俺得コンボ。いや借りたのは俺だから当然なんだけど、
ていうかイーグルアイは直感でA.I.ものだと感じただけで
もしA.I.ものじゃなかったら夜中に一人でドーンオブザデッド見るとか無駄に宣言しちゃって
今ちょっとドキドキしてるんだけど、今日はとりあえず『ウォーゲーム』だけを見ました。
一日一本いちA.I.だ!
ちなみに映画『A.I.』は涙腺の弱い事で有名な俺には危険すぎるのでまだ見てません。



『WARGAMES』
 
先に言っとくけど、デジモンの「ぼくらのウォーゲーム」とは何の関係もない。
冷戦中、一触即発の環境下で行われた核ミサイル発射演習。
しかし、演習と知らされていなかった発射係たちのうち、22%は良心の呵責により命令を無視した。
結果を重く見たアメリカ軍は、ミサイル発射の行程から人間を取り除くべく
戦略計画反応システム、WOPRというシステムを導入した。
WOPRは四六時中第三次世界大戦のシミュレートを続けていて、どんな戦略に対しても完璧な返答を出せるよう
学習するスーパーコンピュータだった。

一方そのころ、成績はダメダメだけどコンピュータにかけては天才!という高校生、デイヴィッドが
ゲーム会社のコンピュ-タに不正侵入して、勝手に新作ゲームをいただいて遊ぼうとハッキングを仕掛けていた。
その途中、いろいろあって偶然WOPRに接続してしまう。
今は亡きWOPRの制作者・フォルケン博士が個人的に使っていたパスワードは『ジョシュア』。
博士の息子の名前。
WOPRは博士がログインしていると勘違い。
せっかくなのでデイヴィッドはWOPRをジョシュアと呼び、(ちなみにジョシュアはスピーカーを通して「コンピュータしゃべり」ができる)
WOPRのシミュレートリストである『Game』にアクセスして、
リストの最下層にある『全面核戦争ゲーム』をやろう! と持ちかける。
ジョシュアは『博士、チェスがお好きなんじゃ?』と問いかけつつも、
そのゲームコマンドを『実行』に移すのであった。
デイヴィッドがソ連役、ジョシュアがアメリカ役。
さっそく先制のデイヴィッドは「ラスベガスとシアトルを核攻撃!潜水艦も全部動員!全面核戦争だー!」と
ゲームのつもりで大盛り上がり。


が、コンピュータのジョシュアには『ゲーム』と『現実』の違いがわからない。
かくしてアメリカ軍のメインディスプレイには、ソ連がラスベガスとシアトルに向けて攻撃準備中!と表示され
(※ホントはシミュレートの)敵核ミサイルが着弾する前に報復攻撃を行うのか、つまり全面核戦争かと国内てんやわんや。
ニュースで『ジョシュアが本気で戦争ゲームをしようとしている』ことを知ったデイヴィッドは
自宅のコンピュータとジョシュアの接続をぶったぎって解決しようとする。
が、しかし、自分で電話回線を使って接続しなおしてきたジョシュアはこう言うのだった、
「急に中断しないでください博士、まだゲームは終わってないですよ。
 続きをしましょう。
 ゲームの決着まであと、57時間と××秒......」
どっちかが勝つまでやめない、というジョシュア。
このままほっとくと、計算上ベガスとシアトルがやられる頃に
アメリカ軍=WOPR=ジョシュアは報復ミサイル発射命令を下す。
地球が世界が破滅の危機。
しかし、軍に行って「あれはシミュレーションだよ!」と言っても誰も聞く耳を持たない。
ジョシュアが『ゲーム』をすることを知っているのは、デイヴィッド、もしくは制作者のフォルケン博士しかいないのだ。
どうなる世界。
誰がジョシュアを止める。


と、まあ、そんな話。
古い映画だからコンピュータももんのすごくレトロだし、画面表示なんてアスキーアート。
でも、冷戦時代まっただなかに見たらリアルすぎてトラウマになりそうなレベル。
だって高校生がうっかりハッキング成功しちゃったせいで、世界が滅ぶんだぞ。
冗談じゃない。
実際この映画が公開される前、軍のコンピュータが原因でミサイル発射しちゃいそうになった事件があったらしくて、
映画公開後は「ねえ軍マジで大丈夫なの?」という電話が政府に殺到したらしいです。
じょ..... 冗談じゃない。
そんな事故的原因で核戦争が起こってたまるか。

*以下、本日の感想*
---ここからネタバレ解禁---
で、なんでこんなタイトルの報告書なんだ?というハナシ。



どんなに性能がよくても、コンピュータはあくまでも道具。ただの機械。

よりによって俺がそんな事言っちゃうと「いやお前、普段の言動はどうした」って感じだと思うけど
実際、フィクション上の人工知性と現実のコンピュータは全くの別物なんだ。
どんなに計算能力が高くても、しょせん人間の作った道具なんだから完璧にはほど遠い。
失敗も誤作動もある、しかも柔軟な状況判断なんて一切できない。
シミュレーションが現実かゲームかすら理解できない。いやあそこが好きなんだけどね!
もうそんな奴に軍事について全面的に信頼を寄せちゃった時点で、これはある種の『事故』だ。

高校生天才ハッカーがうっかりログインできちゃったのも事故。
ゲーム会社の新作と間違えて『ゲーム』コマンドをやらせようとしちゃったのも事故。
そしてたまたまこのコンピュータが負けず嫌い....というか、
勝敗がつかないと気が済まないプログラムだったのも事故。

結局この映画、どうやって解決したのかというと
『全面核戦争ゲーム』を実行中で他の命令を何も(ミサイル発射中止命令さえ)受け付けないジョシュアに
○×ゲームを自己対戦(ジョシュアVSジョシュア に設定)させて、全ての可能性をシミュレートさせる。
『○×ゲーム=うっかりミスのないかぎり永遠にひきわけが続く
 =もちろんコンピュータなのでうっかりなんてない
 =無限ひきわけ
 =ちょっと待てよ?
 =全面核戦争ゲームのあらゆる可能性のシミュレートを開始
 =どこが先制攻撃したとしても、どこを攻撃しても、核で全部滅びちゃって勝ち負けも何もない
 =何度やっても同じ答え
 =何度やっても.....
 =ひきわけ....
 =『全面核戦争ゲーム』=勝ち負けのないゲーム
 =勝つための方法は、ゲームをしないこと 』
と理解させるんだ、ジョシュアに。
そして彼は最後、スクリーンにこう表示する。
「博士」
なんだね?と博士。
「つまらないです。
 チェスでもやりましょうか」



まあ不謹慎な話、この超高速で○×ゲームと核攻撃のシミュレートをしているシーンのジョシュアが
「あれ?あれ、おかしいな、ひきわけ、あれ、またひきわけ、あれ、ええ、ええええー?なにこれー」と
戸惑っているような反応で、すっごいかわいい、A.I.好きには全くたまらない。
あとこのジョシュアほんと負けず嫌い(そりゃ勝つために全力を尽くすようプログラムされてんだけど)で、
アメリカ軍がようやく「これシミュレーションだ」と気がついてミサイル発射をやめさせた後も
その命令を無視して、自分でミサイル発射コードを探して撃ち込んでやろうと解析を始めるんだ。
報復しないと負けちゃうから。
その必至っぷりもものすごいかわいい。がんばりやさん。
そして最終的にあきらめる理由が「つまんない」とか。ジョシュアおまえ。もう。
→ここ(プロフィール下)にジョシュアって追加しとこう。


いや、だけどそんなこと言ってる場合じゃない。
コンピュータががんばりやさんであきらめの悪い性格だったのも事故。
もうとにかく、この映画事故、事故、事故。不慮の事故が重なりまくって起きた事件。
そしてこの事故、もう現実でもいつ起こるかわかんないんだ。
83年からすでにこんな不安があるのに、まだ何かやらせようってのかコンピュータに。
核戦争というと途方もないかもしれないけど、例えば病院のデータベースを人工知性にやらせたら
融通の利かないプログラムさんがきっと人を殺すぞ。
どんなに高性能になって、どんなにシミュレートが複雑になっても
きっと柔軟に思考を変化させられるコンピュータはまだまだ生まれないだろう。
もちろん人間も、いや主に人間が間違いを犯すだろうけど、結局プログラミングで動いているかぎり
コンピュータが取って代わる事のできる仕事は『完全に答えが確定しているもの』だけだ。
計算機なんだから。
そしてこの世界に『答え』なんてあるんだろうか。
πでさえころころ変わるし、ニュートリノに質量があると判明した時
「質量=ゼロ」で計算するよう組まれていたプログラムはどう真の答えを出すんだろうか。

百歩譲って、もしラジェンドラみたいなAAA級人工知性ができたとしても....
いや、そいつはむしろ人間と同じ間違いをするんだろうな。


つまりまあ何が言いたいのかというと
『機械は間違いを犯さない』ということはありえない、と思ったんだ。あらためて。
今ものすごい勢いで人工知性の研究が進んでるけど、作ってる人たちは
何をさせるために彼らを制作しているんだろう。
ちょっと頭を冷やして考えてみると、言葉を話し、自分で思考する人工知性が人の役に立てる環境ってなんだろうか。
会社の受付のおねーさん型ロボとか、ゲーム機とか、コミュニケーション用ロボとかならいいんだ。
でもどんどん高性能になって、それこそ軍事戦術用とか環境シミュレート用のシステムができたとしたら
よくてジョシュア、最悪ノア様級の悪ガキになっちゃうんじゃないか。

これから工学の方面も勉強する身としては、機械たちの行く末が若干心配だったりする。
あんまり発展しすぎてもさ.... 俺たちの身にも、彼らのためにもよくないと思うんだよね....
そのー....愛してるからこそ心配するっていうか....あー....
それでも科学技術の発達のたびに「うひょー!」とテンション上がる自分はどういう立場なのか、という謎の葛藤が....
ダメだ。もうなんかいろいろ真剣に考え出すくらい重かった、ウォーゲーム。
でもA.I.好き。




結論:
見る前に偶然見つけたこの歌が3分でおおまかな今の俺の気分を表してくれた!


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