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2010.05.27 魂のソース
ナイン。それはドイツ語で『ちゃうわボケ』の意。(挨拶     .


ちゃうわボケェ。本日は岡野さんと『ナイン~9番目の奇妙な人形~』を観てきましたin新宿!
クレジットカードがないとチケットが買えないハイテク映画館で、一歩間違えたら観る事すら叶わなかったピンチだったり
いろいろあったけどとりあえずマスターカードが作りたい。
Steamでゲーム買うのにもクレジットカード必要だし、バイト始めたら音速で作るんだ。オットナー。


*ネタバレぬき感想*
・俺得の極み
・こういう系の作品には珍しく、劇中ですべてが明らかになるスッキリ映画でした
・近未来ポストアポカリプスじゃないよ!スチームパンクアポカリプスだったよ!
・たたかうおねーさんもいるよ!
・萌えるようなメカはあんま出てこないよ
・WALL-E系を期待していくと夜悪夢を見るぞ
・何度も言うけど俺得の極み


追記はネタバレ大解禁でございます。
まだ見てない方にはぜひ読んでいただきたくない感想文でございます。
先に言っとくけど追記長いよ!!そのうえgdgdだよ!
※まだ上映中の映画なので、全力でネタバレ注意※



岡野さんに話を聞いて、「なんだそれ設定が好きすぎる映画館に行かざるを得ない」となったので
音速で見て参りました。我ながら珍しく行動が早かった。
『人間の滅びた世界、残された人形が世界の秘密を解いていく』的な話だと聞いていたので、
WALL-Eみたいなしんみりしたハナシを想像してたんだけど..... 冗談じゃなかったな!
すっげーアクション巨編だったぞ!

まずトレーラーを見た時は、暴れ回ってるビースト(機械獣)らにときめいてたんだけど
本編ではもうしじゅう人形らが小さい身体でがんばってるのにメロメロしっぱなしでした。
ていうか、人形というよりはかなり機械寄りだよな。
素材は麻とかシーツとか手袋とかだけど、中身は『発声装置』とか、目のアパチャーとかメカメカしいし、
手足もあの世界で生きていくためにけっこうゴツい造りになってるみたいだし。
で、ビーストのみなさんはぶっちゃけ恐ろしすぎて、かわいいとかいえる感じじゃなかった。
特にあのヘビみたいになってて洗脳機能ついてる奴!そうそこのお前だ!顔が怖すぎる!!
ついでに魂を抜かれたあとの人形のみなさんもすっげえ怖すぎる!なんていうか死体死体してる!
怖すぎて夜夢に見るわ!
でも、あっちに萌えなかったぶん、人形たちに本気で感情移入ができた。ビースト怖うぇーもん。
何事もあきらめがちだった、1の「いのちだいじに、穏便に」という思考にも同感できる。
あそこまでビーストたちが怖くなければ、何なんだよこのジーさん度胸もねーのにえばりくさりやがって!と
踏み台キャラで終わっちゃう所だったけど、1にもちゃんと思う所あって、
仲間たちを守りたいから慎重に建物へ閉じこもって時を待ってたのよね.....
9体もいる人形たちだけど、どいつもこいつもきちんと個性にあふれてて愛しい。
最終的に犠牲者にも救いがあってよかった、ホントによかった。特に事故で死んだうえ散々亡骸までいじくられた2....

それから、発達しすぎた文明が人間自身を滅ぼした....という感じかと思ってたけど
どちらかというと『機械の反乱によって滅亡させられた』っていう、アニマトリックス的なものに近かったな。
背景とか、人形たちとか、よく見るとアパチャーサイエンスやBnL(WALL-E)みたいな『近未来』っぽさは全くなくて
『蒸気機関がそのまま高度に発達した』というスチームパンクの世界で、そのまま文明が死に絶えた感じだった。
ついでに、人形たちに魂を与えたのは魔術との融合か。

キャラクター的には、ビーストたちは先述の通り思ってたより怖くてアレだったんだけど
3、4の双子、たたかうおねーさんまっしぐらでおちゃめな7、
そして機械サイドで唯一ものすごくかわいかった『マシン』にやられました。
3、4はもう、ピクサー映画でもカーズのイタリアコンビとかニモのエビが大好きなくらいで
『しゃべらないけどやたらとちょこまかしててかわいい』という王道のかんわいいキャラだった。
\なにこれ/パシャパシャパシャパシャパシャ!\なにこれー/ みたいなシーンもうぜんぶかわいかった!
パンフレットに描いてあって初めて分かったけど、あのふたりはガーデニング用手袋から生まれたそうな。
あのフード部分は手袋の袖だったのか。そんで双子なのね!
7は.... ドツボ.... 初登場からドストライクですよあれはもう.....
インディアン(鳥)風の武装とか、唯一の戦士なのに女の子で真っ白とか、むっちゃ強いとか、
ひとりだけ走り方に訓練されたもの(腰を落として走る)を感じるとか、
びっくりするほどカッチョいい。そしてかわいい....かわいい。むしろ美人。
子猫ちゃんビーストの首を切り落とした時の唖然とするようなカッチョよさと、
メタリドリーみたいなビーストから1や9たちを守りに突っ込んできて失敗した時の
「まだまだっ」っていう反応のギャップが大変かわいかった。
まさかこの映画でたたかうおねーさん成分まで補給できるとは思わなんだ.....!
(惜しむらくはなんか後半だんだん武装が脱げてきて、明らかに『ヒロイン』の立場におさまっちゃったことだけだな....!

そして『マシン』。『マシン』!ええ!好きですよ!全ての元凶!!
「あ~~~あとんでもないもん目覚めさせちまったよ」と一目で分かる巨大で狡猾なデザイン、
赤くてでっかい眼、クリエイティヴな精神!
最初は人工知性かと思ったけど、そうでもないのよね。あくまでも兵器の制作者なんだ。
この映画、非生物ばっかだから『敵は赤い眼』というわかりやすいモチーフがあったみたいだけど
そのでっかい赤い眼が、人形たちと同じくアパチャー眼だったのがもう大変ステキでした。
そして人形の魂を奪い取る直前に、『ぎゅっ』って感じで眼を閉じるんだ。アレがもうあまりにもかわいかった。
いや人形側から見たら「死ぬ前になんか言い残す事はないかタイム」だから、とんでもない事なんだけど。
目覚めたあとメタリドリービーストやヘビビーストを作るとき、
「あ、これ使えそー」「お、これ何かな いけんじゃね」 「こっちも使おっと」
「....ん?なあにこれ....(※2)あっ いいこと考えたー」みたいな
ひょいひょい素材を拾い上げる仕草もすごくよかった。いや、かわいいよあいつ。全ての元凶だけど。
サイエンティストに作られた直後、コアだけの時代に
大総統がサイエンティストを彼から引き離してるときも、「父さん!待って父さん!おいこら貴様ら何さらすんじゃボケェ!」
って感じで腕を使って周囲の人間をぶん殴ってましたね。
明らかにあれが反乱のきっかけ.....よね。
とこんな感じで、3、4、マシンが画面にいる時は勝手に脳内アフレコを補完しまくってました。

ところで子猫ちゃんビーストは首スッパリ、
メタリドリービーストも扇風機で大分解、
ヘビビースト(サイレントヒルの敵みたいな造形だよな)は歯車で大粉砕....と、
機械たちはおしなべて超絶グロい破壊のされ方してたなあ....
人の死体や機関銃で撃たれる所なんかはソフトに表現してたけど
機械はもうこれでもかってくらいえげつない死に方でしたね。 あ、マシンも。
あと人形たちも..... さっきも言ったけど魂吸い出されるところはかなりホラー。エクトプラズム。
ダークファンタジーたるゆえんのひとつはあのグロさだろうか。
人形たちはすごくかわいいから、「へえ、子供向けには宣伝打ってないんだな、何でだろ」とか思ってたけど
これ子供見たらトラウマもんだろ。 普通に人死にするし、死体転がってるし、世界荒廃しまくりだし。
だ が そ れ が い い 、ってか!甘さひかえめヘルシーですねまったく。
いや俺としてはもう見終わった直後からお腹いっぱい胸いっぱいなんだけど!設定とえげつなさが好きすぎて。
人体グロは全然耐性なくてダメだけど、機械グロ(グロいのか?)は....わりと平気かもしんない.....



*ここから無駄に考察タイム*

WALL-Eは「心を持った機械が地球を救った話」だったけど、
9は「機械に知恵を与えたら世界が滅びちゃった話」だった。

作中ではマシンには『知恵はあるけど心がない』という説明がされてたけど、
サイエンティストの頭脳をそのまま写し取ったのなら、当初は『心』とされるものは一緒にくっついてきてたと思うんだ。
多分サイエンティスト、以下博士はマシンを我が子のように心をこめて製作してきていて、
知恵をつけていくのを楽しみにしてた(これは『ウォーゲーム』のジョシュアと照らし合わせた勝手な推測)
んじゃないかと思うんだけど、
土壇場で大総統のせいで『心』だけ抜かれちゃった.... みたいなハナシなんだよな、多分。
そんで知恵だけの存在になって、人間に反乱を起こしたと。
でも、先に書いた通り、シーンだけ見てると
生みの親である博士と離されたマシンが他の人間たちを憎んで反乱を起こした、というようにも感じられる。
えっシャドゲ思考すぎますかそれは。マリアでプロフェッサーでシャドウですか。
後者だったらマシンには『心』があるままじゃない。ていうか前者でもあるよな、『憎しみ』っていう心が!

マシンが人形たちの魂を奪いたがってたのは、単純に『動力源だから』っていうだけじゃなくて
「自分をもっとグレードアップしたい」みたいな機械的向上心によるのかもしれない。
博士から与えられたものすべてを吸収し自分のものとしたい、と。
いやでもそこにも『心』ってあるじゃない、本当はこいつやっぱり心あるんじゃないの?
ぶっこわされたメタリドリービーストの頭を見た時は「キィィイーふっざけんな!」って感じの反応してたし。
いや、っていうか冷静に考えるとあって当然だよな。動き出したのは2の魂ゲットしたからだし、
その後もどんどん吸収してたし。
9にもマシンにも、博士の心が宿っていたことには変わりないと思うんだわ。
人間の心が。
この暴走する殺人マシンを作ったのは結局博士だし、『人間による科学発達させすぎ=マシンの誕生』も世界が滅びた原因だし、
結局これ『人間の心VS人間の心』ってハナシだと理解したい勝手に。
9の好奇心(ところで始終電球持ってたのは『Enlitement』ってことなのか?それとも海の向こうでも電球はひらめきの象徴なのか?)も
マシンのクリエイティヴな心も人間のもの。
ほらあいつ作るものぜんぶ動物っぽかったじゃないですか、子猫ちゃんといいメタリドリー(鳥)といいヘビといい
あと飛行かたつむりとかタコもいたな。
全て死滅してるあの世界で、そんなモチーフをもとに機械を生み出すってのはやっぱ....人間の心(記憶)なんじゃね?
いやだからつまり何を言いたいかっていうと、個人的には同じ博士に贈り物を託されたもの同士
『9とマシンの対話』みたいなシーンも欲しかったなーみたいな.... いや拳の対話でいいんだけども!
ていうか作品的には『心がない』ってことになってんだからアレで爆発四散でよかったんだと思うんだけど
ここまで破壊ばかり繰り返してきたマシンにもちょっと救済が欲しい、っていうか.... うーん機械好きすぎるだけなんだよな多分.....


あっまったくとりとめない話になりつつあるけど
♪オーバーザレインボウの中、ゆっくり復活したマシンが歩み寄ってくるとこで何故かやたら心を打たれた。
意図としては単なるドッキリ演出なんだと思うけど、マシンさん音楽に誘われてついやってきちゃった みたいな。
(内輪ネタ:あれKG高校の英語選択で見た『オズの魔法使い』の歌らしいよ!覚えてねーけど!)
あともう5のモノアイっぷりとか、8の磁石ラリってるとことか、2のでかいレンズとか、
最後アダムとイヴ(と子供)みたいなイメージで終わったけどあれ人形の数は増やさないよなどうすんだろ、とか
2の葬式の場面では『こいつらが人間の心を受け継いだんだなあ....』とフライングで思ったとか、
博士不器用なんだかデザイン性にあふれてんだかわかんないくらいかわいいもん作りましたねマシンのほうはキモかわいい系なのに、とか
マシンのコア状態時が案の定GLaDOSコアに見えつつもやっぱりまるい機械好きすぎて困る、とか
いろいろあるけど、そろそろ書いてたらタイムアップになりつつあるので寝ます。

最近は『機械萌え』とか『破滅の世界好き』とかそういうジャンルにもうれしい作品増えてきて困る。
そんで次は『第九地区』を見たいんだ....アレも気になってんだよ.....
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